間違えやすい!? 「プログラミング必修化」のリアル

プログラミングというと、パソコンに向かって複雑なコードを打ち込むイメージがありますよね。小学生から本格的なプログラミング!? と驚いたママも多いハズ。
しかしそれは誤解です。今回の必修化で小学生の子どもたちが学ぶのは「プログラミング的思考」。つまり、プログラミングという科目が新設されるのではなく、今までの授業の中で1つの題材として扱われる事になります。新学習指導要領の解説では算数や理科、総合的な学習の時間に実施することが例示されています。プログラミングのスキルではなく、特有の考え方に慣れさせるのが目的です。
理系なだけじゃない!プログラミング的思考とは
プログラミング的思考とは、簡単に言うと「自分の意図した活動を実現させるための最適な方法を論理的に考える力」です。パソコンを使ったプログラミングも、プログラミング言語を使って自分の求める結果を生み出します。この基礎的な考え方を、様々な授業の中に組み込みながら指導していくようになるのです。日本のプログラマー不足を解消させるという狙いもあるようです。

【参考】文部科学省『小学校プログラミング教育に関する概要資料 (PDF:508KB)』
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/03/30/1375607_01.pdf
先生に聞きました!実際に学ぶ子どもたちはどんな感じ?
ぶっちゃけ、子どものうちからプログラミングを学ぶ必要ってあるの?と思っている方は少なくないかも?ということで、通学だけでなく家庭訪問型でも小・中学生にプログラミングを教えている、桃井プログラミング教室の倉重 亮先生にお話を伺いました。
─プログラミングを学ぶことのメリットとは?
- *「ないなら作ってしまえばいい」という建設的な思考を育むことができる
- *トライ&エラーに慣れ、失敗に対する免疫がつく
コンピュータ上で、ゲームやサービスを「自分でも作ることができるんだ」という意識を持ったり、作り手の視点を持てるということは大きなメリットだと思います。
プログラミングを習得すれば、すでに提供されているサービスを利用するだけでなく、オープンソースのプログラムやITサービスをうまく組み合わせて使いこなし、自分のやりたい事・ほしいものを作り上げていく、ということにつながります。
これからの世の中で、自分がほしい機能が「ないなら作ってしまえばよい」と考えられるか、「ないからあきらめる」かは、大きな違いになると思います。
また、トライ&エラーに慣れて、失敗に対する免疫がつくことも挙げられます。私自身もそうでしたが、子どもの時は失敗やミスをしたくないという心理が非常に大きくて、プログラムを組む前や実行する前に、自分の考えたやり方が正しいかどうか、講師に確認する子が多いです。そんな時は、合っているとも間違っているとも言わず、「試してみなよ」と促します。
何度かそういったことを繰り返すうちに、うまくいくか分からないけれども試してみる、ということに徐々に慣れてきます。
プログラミングの良いところは、このトライ&エラーを、パソコン相手にできるということです。人が相手だと、何度も失敗を見せることはやはり恥ずかしく抵抗があると思いますが、パソコン相手なら気にせずに場数を踏むことができるのがよいです。
─女の子でも大丈夫ですか?
はい、実際に女の子の生徒さんもいます。適正・不適正は、性別の差はあまりないように思います。傾向としては、女の子は講師の話をしっかりと聞いて、その流れに従ってプログラミング(作品作り)をする傾向が強いですね。レッスン内容をひとつずつ理解して、少しずつ積み上げていくのは、女の子のほうが着実な印象です。
男の子は、自分の作りたいもの、やり方にこだわる傾向が強いです。そのため、オリジナリティあふれる作品を生み出すことが多いですが、レッスンの内容をじっくり聞くというよりは、自分のやり方でやってみて、つまづいて初めて講師の話を聞くということが多い印象です。
─プログラミングを習わせるうえで、親御さんが気を付けることは?
親御さんは、後ろで見ていたとしても「口出し」しないことです。子どもの手が止まっていたり、間違ったことをしていると、ついつい「こうやるんだよ」「そうじゃないよ」と言ってしまいがちですが、子どもが状況を認識し、問題点を理解して、何をどう作るかといったことを自分の頭で考えるには、時間が必要。また、うまくいかなかった状況からさらに学ぶということも大切です。トライ&エラーのトレーニングだと割り切って、じっと見守ることが大切だと思います。
またお子さんが完成させた作品を見るときには、できてないことや間違っていることに着目するのではなく、できたことやトライしたことを見てあげてほしいと思います。
一足お先に!教室に通わせてみよう

義務教育で必修化される前に、プログラミングに触れて差をつけませんか? 最近は小学生向けのプログラミング教室が増えてきています。簡単なゲームをプログラミングしたり、ロボットを組み立ててコンピューターで操作したりと、子ども用の教材で楽しみながら実践的なプログラミングの知識を身につけられます。男の子にも女の子にもおすすめできる、将来に役立つ習い事です。
必修化に伴い、注目が集まっているプログラミング教室。ゲーム感覚で楽しくプログラミングを勉強でき、自然と知識が身につくのが魅力です。授業で行う内容よりも一歩進んだスキルを身につけさせてみませんか。これからの時代はより高度なデジタル社会になる事が予想されます。子どもの活躍の場を広げるためにも、プログラミング教室の体験レッスンにぜひ参加してみてください。
おすすめのプログラミング教室情報
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