1時間のヨガニードラは4時間分の熟眠に値する
深いリラクゼーションへと導くヨガニードラを1時間行うことは、なんと4時間分もの熟眠に値すると言われています。終わった後は心身ともに軽くなり、リフレッシュ感があります。ここでご紹介する瞑想に入りやすくするストレッチは、頭も体も内からリラックスができますから、ストレス解消や精神の安定などに最適です。
パスバ スカアーサナ(座位の側面ストレッチ)
(1) 座位で左ひじを付き、右側面をストレッチ

あぐらで床に座り、左ひじから手のひらを床につけます。体制として難しいと感じたら無理をせず、肘を伸ばしたままでもOK。右腕を伸ばして耳の後ろ側へと持っていく意識で、右の体側を十分に伸ばします。このとき胸を開き、顔は伸ばした腕のほうへ向けましょう。鼻呼吸しながら、ゆっくり数えて15カウント。
(2)同様に、左側面をストレッチ

反対側も同様にストレッチ。背筋を伸ばし、お尻を浮かさないようにしましょう。首、肩もよく伸ばします。鼻呼吸しながらゆっくり15カウント。
パスチモッターナ・アーサナ(座位の前屈のポーズ)
(1)息を吸って背中を伸ばし、手を上に

脚を伸ばして座った状態から両腕を斜め上方向へ伸ばし、手の平を内側に向けます。鼻から息を吸いながら背筋を伸ばしましょう。ストレスを前に押し出し、リラクゼーションへと向かうように。
(2) 背筋を伸ばしたまま、両手をさらに前へ

背筋を伸ばし、お腹を締めたままでさらに上体を前へ倒していきます。腰骨の一番下から曲げるよう、お尻が前にいかないように意識して。
(3)両手でつま先をつかみ、深く前屈する

膝をまっすぐに伸ばし、つま先は上に向けたままで前屈。手の平を足の裏に回し、顔をすねに付けるように。難しければ足の指をつかんだり、すねに手を当てるだけでもOK。心を落ち着けながら10秒~30秒ほど前屈し、しっかりストレッチ。
ツイスト イーグルポーズ(寝たまま鷲のポーズ)
(1)脚をからめてイーグルのポーズ

仰向けに横になり、両腕を水平に広げます。両脚を上げ、右脚の太ももの上に左脚を絡めます。両腕をまっすぐ水平に広げることが難しいスペースの場合は、ひじから先を頭の方へ曲げてもOKです。
(2) 右にツイストして左ひざを床に

(1)の状態から、息を吐きながら顔を左に、左ひざを床につけるように下半身を右へツイスト。両肩が浮かないようにするのがポイントです。30秒くらいツイストしたままキープ。
(3)逆も同様にツイスト

同じく息を吐きながら、逆向きに30秒ツイスト。内臓脂肪を燃やす、胃を良くする、お通じが良くなることで肌も良くなるといった、うれしい効果も期待できるストレッチです。