自分の体とじっくり向き合い、脳と体の動きを正しくつなげるー栗原エイコさんインタビュー

INTERVIEW

ヨガ

2018.02.19

ヨガは「あせらない」―自分の体とじっくり向き合い、脳と体の動きを正しくつなげる

  • 栗原 エイコ


  • アメリカから帰国後、自分史上「最悪の時期」に突入!

    ―全米ヨガアライアンス認定のRYT200、上級ヨガ師範のE-RTY200、さらにRYT取得者に教育をするYACEPにも認定されています。ここまで極めているヨガを始めた頃のことをお聞かせください。

    私はヨガインストラクターをやる前は、専業主婦をしていました。約10年間暮らしたアメリカから帰国し、2~3年過ぎた頃でした。極める気などは全然なくて(笑)。

    留学でアメリカへ、最終的に3つの大学に行きました。卒業後は設計デザインの会社に就職したのですが、渡米10年目に帰国したのは、日本の社会を全然知らないまま大人になっていたから。「じゃあ一回、日本に帰ろう!」って。

    ―「一回、帰ろう」だったのですね。

    3~5年住んだら、またアメリカに戻ろうと思っていたんです。たぶんアメリカのほうが自分の性格に合っているだろうから。帰国後はまずベンチャーのIT企業に就職して、新しく立ち上げた事業部のマネージャーを任されました。でも働いているうちに「この会社に未来はない」と確信して、ぱっとやめました。それで次は弁護士になろうかなと思って、専門学校に通って司法試験の勉強を始めたんです。もともと法律というものが好きで、興味がありましたから。法律できちんと事件を裁いて世の中から罪をなくしていきたいという気持ちですね。一生懸命勉強していましたよ。論文もパソコンではなくて、手書きで書いていましたねえ(笑)。専門学校での成績もよかったのですけれど……。

    ―何か事件が起きた?

    そうなんです(笑)。裁判所で民事の訴訟を傍聴する機会があって、そこでお金のことで揉めている親族のドロドロぶりを目の当たりに見たわけです。「ああ、無理無理。こんなドロドロしたものを見ていられる性格じゃない、私」と思って、弁護士の道もやめました。この期間が1年くらいかな。アメリカに留学した10代の時はジェットパイロットになりたかったんです。飛行機が好きだったので。あとね、乗りものを操縦することも好きなので、カーレーサーにもなりたかったの。

    ―興味の幅の広さがすごいです。これはご自身の性格によるものですか?

    確かに、基本的には好奇心旺盛、チャレンジ精神旺盛なんですけれど、飽きっぽい。これは子供の頃から悩んでいました(笑)。没頭して何かをやり抜きたいと思っていながら、どうしても飽きっぽい。あれもこれもやりたい知りたいになって、本を読みまくって勉強したりするわけです。結果、雑学が異常に多くなっていく(笑)。私は本が大好きで、親が言うには2歳から本を読んでいたらしいんです。幼稚園のときに科学雑誌のNewton(ニュートン)を読んで、土星のリングは氷の粒でできているということを知り、「宇宙すごい!」と感動しちゃって。定期購読していい?とお願いしたら、親が引いたという(笑)。もちろんNewtonはしっかり定期購読してもらいましたよ。

    ―幼い頃からアンテナがすごいですね(笑)。そうして、司法試験の勉強をやめたころにヨガに出会った。

    実は私、その頃から日本とアメリカの環境や人間関係の違いについていけなくなってきていて、精神的にきつくなっていたんです。うつ病状態ですね。当時はまだうつに関する情報も少なくて、自分のこの苦しい症状は何なのかわかりませんでした。弁護士という仕事が性格的に無理とわかり、専門学校をやめてからはひたらす悪化の一途をたどっていて。「もう死のう」と思う日々。そんなある日、気がついたら本屋さんに立っていたんです。仕事はしなきゃ、でも性格的に好きなことしかできない。じゃあ私が好きなことってなんだろうなって。そのとき出会ったのが国際エステシャンのライセンスCIDESCO(シデスコ)です。「きれいになる」「きれいにする」ことは好きなことだったので。それからライセンスを取るために、なんとか踏ん張って専門学校に通いました。その立ち直りの過程で、思いがけずヨガに出会ったんです。

PRO・FILE(プロファイル)は、「こうなりたい」と思わせる憧れの講師・インストラクターにフォーカス。インタビューやフォトログを通して「なりたい人」に近づくことで、いつしか自分自身もクラスアップ。そんな進化型コンテンツです。